Story
デビュー20周年ツアー『素晴らしい世界』を巡るアーティストの森山直太朗。
107本の公演をおよそ2年かけ各地を回る旅の途上、父親の死に直面する。
幼少期に体験した両親の離婚、家族への愛、閉ざされた想いを胸に国内最終となる両国国技館公演を迎える。
『素晴らしい世界』を探し求めて辿り着いた場所とは?
ツアー記録として撮影された映像と自身による独白をもとに再構成したドキュメンタリー。
両国国技館のライブ映像を軸に展開する死と再生の物語がここに。
ツアー映像として撮影したものが、このような形で映画となり
さらには全国上映されることになって嬉しいです。
この映画は、ライブを記録したドキュメンタリーではなく、
家族とのつながりにも触れた映画となっており、
たくさんの人の心に届く作品になっているのではないかと思います。
また映像だけでなく音も素晴らしいので、ぜひ映画館でご覧になってください。
ツアー『素晴らしい世界』107本の軌跡とその果てに辿り着いた両国国技館でのライブが
番場秀一監督の手によってドキュメンタリー映画になりました。
お客さん、そしてメンバー、スタッフみんなで作り上げた舞台やその景色が
映画という形になるということ。
この年齢になって卒業アルバムを受け取ったような何処か気恥ずかしく、
初々しい気持ちでいっぱいです。
又、この作品はツアー中に亡くなった父との別れと
拭いきれない親と子のしがらみから解放されていく自分自身の心が描かれた物語でもあります。
音楽の一面だけでなく、いつからか抱えてしまった言語化できない苦しみの中にいる
同世代の人や親子の方にもご覧いただきたいです。
いつかの日か本当の自分に再会するために、二度とない今を人は生きている。
スクリーン越しに広がる“素晴らしい世界"であなたと出会えることを心に描きながら。